トナーにも使用期限がある? さらに正しい保管方法を紹介

購入してからかなりの日数が経過したトナーが使えるのかどうか、疑問に思っている方はいませんか。実はトナーには使用期限があり、
期限切れのものを使うと思わぬトラブルにつながる恐れがあります。
本記事ではトナーの使用期限を解説するとともに、保管方法や使用期限切れのトナーの処分方法を紹介します。
未使用トナーの買取サービスについても言及しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

トナーにも使用期限があるの?

トナーには、メーカーが推奨している使用期限があります。 トナーはインクと同じように、使用せずにそのまま放置しておくと徐々に劣化していきます。使用期限が切れたからといってすぐに使えなくなる、またはすぐに廃棄しなければならないわけではありません。とはいえ、あまりにも長く放置していたトナーを使用すると、さまざまなトラブルの原因になるため早めに使い切ることが望ましいでしょう。

トナーに使用期限がある理由

使用期限が設けられている大きな理由は、プリンターの故障を防ぐためです。トナーは製造後、使用しなければ時間の経過とともに劣化します。劣化したトナーを使うと、印刷物の品質も落ちてしまいます。
また、長期間使用せずに保管されていたトナーは、湿気により固着してしまうことも少なくありません。固着したトナーを使うと、プリンターが故障する恐れもあります。期限切れのトナーが原因で起こった故障は、保証の対象外です。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、メーカーが使用期限を設定しています。

トナーの基本的な「推奨使用期限」

メーカーにより多少の違いはありますが、トナーの一般的な推奨使用期限は製造から2年半程度です。トナーの箱には使用期限が記載されたシール、もしくはラベルが貼り付けられているので確認してみましょう。
使用期限は4桁の西暦と月日で記載されているのが一般的で、「20240724」もしくは「2024.07.24」と記載されている場合は、
2024年7月24日が使用期限です。
また、メーカーによってはロット番号のみが記載されている場合もあります。たとえば「240724」と西暦の下2桁と月日が記載されているものや、「2407」と西暦の下2桁と製造月だけ記載のもの、「070-5D0424」と最初の2桁の数字が製造月、末尾2桁の数字で製造年が記載されているものが一般的です。
ロット番号のみ記載されているものは番号から製造年月日を調べて、そこからおおよその使用期限を予想するとよいでしょう。

未開封の場合は使用期限+1年程度

未開封のトナーは、通常の使用期限+1年程度であれば使用可能です。実際に未開封のトナーに対して、1年間の使用期限を延長しているメーカーやモデルも少なくありません。
しかし、いくら未開封とはいえ、使用期限が過ぎたトナーを使用してプリンターやコピー機にトラブルが発生した場合は、メーカーの保証は受けられません。あくまでも自己責任で使用しましょう。

開封後にプリンターに設置した場合の使用期限

開封してプリンターに設置してあるトナーの使用期限は、1年程度です。開封したトナーは湿気を吸うと固くなってしまうため、プリンターで使用する際に中の粉をかき混ぜる機能が作用します。
そのため、プリンターに設置したまま長期間使用せずにいると、トナーの中の粉が湿気を吸って固まってしまいます。そのまま使用してしまうと、固まった粉がプリンターの内部に入り、故障してしまう恐れがあるため必ず使用期限内に使用しましょう。

トナーの適切な保管方法

 トナーは正しく保管しておかないと、劣化が早まる恐れがあります。ここからは、トナーを保管する際の注意点を紹介します。

使用しない場合は未開封で保管する

トナーは、使用するまでは絶対に開封しないようにしましょう。トナーは光に対して非常に敏感です。直射日光にあたると、劣化が早まったり破損の原因になったりします。
誤って開封してしまった際は、元の黒い袋に入れて保管しましょう。黒い袋を捨ててしまった場合は、段ボールを二重にして収納する、地下室など日に当たらない場所で保管するなど、なるべく直射日光に当たらない対策をとってください。

高温多湿になる場所は避ける

高温多湿になる場所での保管は避けましょう。トナーは精密機械であるため、温度が高い場所や湿気の多い場所に置いておくと劣化が進んでしまいます。
トナーの保管場所は、温度は0℃~35℃、湿度35~85%(結露しないこと)を維持できる環境が好ましいとされています。また、温度差が激しい場所に保管したり、急激に温度が変わる場所へと移動したりするのも厳禁です。急激な温度変化が起きると、トナーの内部で結露が発生する恐れがあります。

トナーに結露は大敵で、水滴が印字の質を落としたり、目詰まりしたりする原因になります。とくに夏と冬は、外気と室内の温度差に注意してください。床面は湿度が高いため、直接床に置いて保管しないことも重要です。

水平にして保管する

トナーを保管する際は、プリンターにセットするときと同じように水平にしてください。立てて保管したり裏向きにして置くとトナーのインクが偏り、印刷したときにかすれたり、作動不良を起こしたりする恐れがあります。
また、トナーに衝撃を与えないことも大切です。引き出しなど頻繁に出し入れを行う場所は避け、安定した場所で保管しましょう。

磁気の影響を受けやすい製品から離す

トナーは、磁気製品です。パソコン本体やディスクドライブ、カード類など、磁気の影響を受けやすい製品からは離して保管してください。最悪の場合、トナーの影響を受けて内部が破損する恐れがあるので気をつけましょう。

火の気のある場所には置かない

トナーは引火性があるため、火気厳禁です。火の気のある場所に保管すると、引火して火災ややけどの原因となる場合があるので気をつけましょう。
また、ホコリの多い場所やアンモニアなど腐食性のガスが多く発生する場所、空気中に塩分が多い場所での保管も、トラブルの原因になるので避けてください。

使用期限が過ぎたトナーの処分方法

トナーは、炭素の粉末でできています。炭素の粉末は空気に触れると引火する可能性があるため、一般ごみとして出してしまうと、火災の原因になる恐れがあります。また、たとえ火災が起こらなくても、処理をしている人が空気中のトナーの粉を吸って健康被害を起こす可能性もあります。決して一般ごみとして出さないように注意してください。
トナーを廃棄する際は、正しい方法で行いましょう。ここからは、使用期限が過ぎてしまったトナーの処分方法を紹介します。

トナーの回収ボックスを利用する

全国の家電量販店やパソコン専門店に使用済みトナーの回収ボックスが設置されている場合は、そこに入れるとよいでしょう。「使用済みトナー回収ボックス」と記載されていますが、中身が残っているトナーを処分しても問題ありません。
店舗に持っていくだけで非常に手軽ですし、費用も掛からないため、近所に回収ボックスがある方は利用するとよいでしょう。ただし、純正品しか回収していないところや、そもそも回収ボックスを設置していない店舗もあるため、事前に店舗に確認するのがおすすめです。

メーカーに引き取ってもらう

純正品のトナーは、メーカーに回収してもらえます。メーカーにより異なりますが、WebもしくはFAXで回収申込みを受け付けているところが多いでしょう。また、回収は1点から行ってもらえるところもあれば、複数まとめてしか引き取ってもらえないところもあります。ホームページなどで事前に確認しておきましょう。
トナーを回収してもらう際は、梱包したうえで運送会社に集荷してもらう方法が一般的です。梱包の際は、トナーが漏れないようにビニール袋で包んでから段ボールに入れるとよいでしょう。
互換トナーはメーカーでは回収してもらえませんが、互換トナーの販売業者が無料回収を行っている場合があります。

産業廃棄物として捨てる

近くに回収ボックスがなかったり、メーカーが回収できなかったりする場合は、産業廃棄物として不用品回収業者に回収を依頼しましょう。トナーの処理は危険を伴うため、業者によっては取り扱っていないところもあるので、事前の問い合わせが必要です。

また、トラブルを避けるために、回収にかかる費用も確認しておきましょう。どうしても回収業者が見つからない場合は、居住地の自治体に相談すれば、回収業者を紹介してもらえるかもしれません。

使わないトナーは使用期限内に買取サービスを利用しよう!

 使用期限切れの未使用トナーは、廃棄するのではなく買取サービスで買い取ってもらうのがおすすめです。使用期限切れであっても未使用ならばリサイクルできるので、買取可能です。とくに、有名メーカーや人気のモデルは高く買取をしてもらえる可能性があるでしょう。
不用品回収業者に回収してもらったりする場合はお金がかかります。一方、買取サービスを利用すれば、不要なトナーをお金に換えられるというメリットがあります。未開封のトナーの処分に困っている場合は、まず買取サービスに問い合わせしてみましょう。

まとめ

トナーには使用期限が設けられており、使用期限を過ぎたものを使うとプリンターなどの故障につながります。また、正しく保管していないとトナーの劣化につながるため、使用期限内でも使えなくなる可能性があるでしょう。
使用期限が切れた開封済みのトナーは、一般ごみで捨ててはいけません。メーカーに引き取ってもらう、産業廃棄物として廃棄するなど正しい方法で処分しましょう。
未開封の使用期限切れトナーは、買取サービスで利用するのがおすすめです。トナー・インク買取専門店のMAKALY【マカリー】は、買取査定や送料、振込手数料が全て無料のうえ、純正メーカーのトナーの高価買取を行っています。手続きも簡単なので、未使用トナーの処分に困っている方はぜひMAKALY【マカリー】にお問い合わせください。

       

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